
MUST – BUY
ファッショニスタに聞いた。
三越伊勢丹で「この冬、欲しい!」ジュエリー&ウォッチ
日々、世界の最先端に触れているファッションのプロが「自分買い」するならどんなジュエリーや時計?
スタイリストやファッショエディター3名に、極私的マストバイを直撃。私服 & 私物とのコーディネートもとくとご覧あれ。
(CASE 01) スタイリスト 酒井美方子さん
スタイリスト&ファッションディレクター。モード誌から広告、女優のスタイリングまで幅広く活躍中。アクセサリー好きで、デイリーに使いやすいのが魅力のアクセサリーブランド「MIHOKO&SAKAI」をプロデュース。また、定期的にヴィンテージのポップアップショップ「MAISON No.8」を開いている。
Instagram:@mihoko_sakai

「マイワールド」を表現する手元のジュエリーで、1日を楽しく!
若い時からジュエリーは好きで、必ず毎日身につけています。特に手元は、頻繁に目にとまるので、リングとブレスレットやバングル、そして時計は外せません。軸となるリングを決めたら、それに合わせて指輪を重ねて、ブレスレットや時計を足して、その日なりのジュエリースタイリングを完成させます。忙しい朝でもかけがえのない、楽しい時間ですね。ときには裏テーマを設けて、誕生月には誕生石を取り入れたり、満月のタイミングにムーンストーンを手に取ったりなんていうことも。手元のジュエリーは私の「好き」が詰まった、見れば気分が上がるいわば「マイワールド」です。
今回選んだ〈フレッド〉の黒いリングのように、ボリューミィで存在感のあるものに華奢なリングを合わせたり、光っているものとマットなものなどをミックスしたりと遊び心を感じられる組み合わせが落ち着くバランス。耳元は手元のジュエリーから地金や素材をリンクさせることが多いので、指輪とイヤリングのお揃いコーディネートも好きですね。また、パールは光りすぎず存在感があって、合わせやすい色でもあるので、重ねづけにも重宝します。今日身につけている〈PPEARLL(パール)〉のパールリングとバングルは、個性を感じるデザインで品もあります。
私の持っているジュエリーには、ブランドのシグネチャーコレクションのように広く親しまれているものも多くあります。それをそのまま一点つけるのではなく、つけ方の工夫で私流へと変換するのが楽しい。服もジュエリーも身につけ方でブラッシュアップする、そんなスタイリングがとても好きです。

01
〈フレッド〉オンブル フェリーヌ リング(薬指)
豹の手を模したユニークなリング。地金のゴールドに乗った黒のラッカーとダイヤモンドがラグジュアリーでありながら個性的でシックなムード。
608,300円
K18YG/ブラックラッカー/ダイヤモンド
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
銀座三越1階=ジュエリー
02
〈フレッド〉オンブル フェリーヌ ピアス
豹の手を模したシェイプが耳元にくるんとぶら下がる、愛らしさとリュクスな佇まいとをあわせ持つピアス。ブラックラッカーが、洗練された華やかさを醸し出す。
662,200円
K18YG/ブラックラッカー/ダイヤモンド
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
銀座三越1階=ジュエリー
03
〈フレッド〉フォース10 リング(人差し指)
2019年の最新作。繊細なダイヤモンドをセットした上品な煌めきのリング。重ねづけとも相性がよく、自由なマインドで指先のコーディネートを楽しめる。
337,700円
K18YG/ダイヤモンド
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
銀座三越1階=ジュエリー
04
〈フレッド〉サクセス バングル
イエローゴールドとホワイトゴールドを大胆に組み合わせたバングル。存在感がありながら軽やかさも感じられ、季節を問わず洋服との相性もよいデザイン。
1,083,500円
K18YG/K18WG
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
銀座三越1階=ジュエリー

05
〈PPEARLL〉リング(中指)
3つのパールが立体的に配されたリング。グラフィカルなゴールドとの組み合わせで、これ1点で華やかな指先に。上品さとファッション性を醸し出してくれる。
121,000円
K18YG/アコヤパール6.0mm玉
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
06
〈PPEARLL〉バングル(下から2本目)
グラフィカルなフォルムに1粒パールがアクセントになったバングル。程よい主張のデザインは、1点でも重ねづけでも重宝する。
176,000円
K18YG/アコヤパール4.0mm玉
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
(CASE 02) ライター 栗山愛以さん
ファッションをこよなく愛するモードなライター/エディター。辛口の愛あるコメントとイラストにファンが多数。多くの雑誌やWEBで活躍中。

私らしさで選ぶなら、存在感のあるジュエリー一択です
「バジェット」のほとんどを洋服に費やしているので(笑)なかなかジュエリーまで手が届きませんが、購入するならクラシックなジュエラーのものがいいですね。着こなし全体の格を上げてくれるし、オーセンティックなものへの審美眼を一つで表現してくれると思います。
今日身につけている〈ブシュロン〉のジュエリーは、どれもとても好みです。「キャトル」や「ジャック ドゥ ブシュロン」はどこかパンキッシュな趣が感じられ、私のファッションに通じるところがあります。「セルパンボエム」のピアスは、日頃身につけているものよりかなり小ぶりなのですが、上質なダイヤがキラキラと光り、とても存在感がありますね。せっかくジュエリーを身につけるならば、存在感のあるものがいい。何も主張していない物は要りません。ジュエリーも服も、物自体のオーラを感じ取って慈しみ、それらを私なりのバランスで組み合わせることが楽しいのです。


01
〈ブシュロン〉キャトル ラディアント リング
アイコンコレクションとして人気を確立している「キャトル」。グログランやダイヤモンドなどのメゾンの伝統的モチーフを用いたデザインは、革新的かつ普遍的な輝きを放つ。
413,000円
K18YG
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
銀座三越1階=ジュエリー
02
〈ブシュロン〉ジャック ドゥ ブシュロン ブレスレット
2019年に誕生した新しいアイコンコレクション。ジャック、オーディオケーブルと、ダイヤモンドのフォルムにインスパイアされた、モダンでプレイフルなスタイルが早くも人気を集めている。
550,000円
K18PG
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
銀座三越1階=ジュエリー

03
〈ブシュロン〉セルパンボエム ピアス
50年以上にわたりシグネチャーコレクションとしてメゾンを代表する「セルパンボエム」から、今年登場したのはピンクゴールドのピアス。計16個のダイヤモンドが耳元でキラリと清冽な輝きを見せる。
411,000円
K18PG/ダイヤモンド
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
銀座三越1階=ジュエリー

(CASE 03) スタイリスト 小林伸崇さん
25歳でフリーランスのファッションスタイリストとして独立。メンズファッション雑誌をはじめ、CM、広告、ブランドカタログのスタイリングやクリエイティブディレクションなど、さまざまなジャンルのクリエイティブを手掛ける。

自分にはスポーツウォッチ、女性に贈るならオーセンティックなリングを選びます
趣味のゴルフをはじめ、スポーツをするのも見るのも大好きだから、時計はアクティブに使えるスポーツウォッチに魅力を感じます。服装もカジュアルだし、靴も圧倒的にスニーカーが多い。自分のライフスタイルにフィットするから、身に着けていて心地いいんです。
〈パネライ〉の時計は、本格ダイバーズウォッチでありながら直径42mmサイズでとても軽く、厚みがあるラバーベルトも、シンプルな中に機能美が感じられる。手首へのフィット感もちょうどいいですね。クッション型のケースやブルー & グレーのカラーリングもファッションと親和性が高いし、無骨すぎず上品な時計だと思います。
ちょうどホリデーシーズンなので、パートナーへのギフト選びもハズせませんね。僕はシンプルなジュエリーを贈りたいです。〈素SO〉のスタッズリング(写真の右側)は、ストリートとジュエラーという真逆の要素が融合した指輪で、そのギャップが面白い。同ブランドのギア & エタニティのリング(写真の左側)は、ほかのリングと重ねづけしても素敵だと思う。サプライズでジュエリーを贈るなら、彼女の手持ちのジュエリーと一緒に普段使いできる、汎用性が高くてオーセンティックなものが喜ばれると思います。

01
〈パネライ〉サブマーシブル 42mm
プロフェッショナルなダイバーズウォッチとして革新的な技術が搭載されたモデル。ブルーとグレーはイタリアのブランドらしいモダンなカラーリング。
1,188,000円
SSケース:直径42mm/約72時間パワーリザーブ/30気圧防水/自動巻
伊勢丹新宿店本館5階=ウォッチ
日本橋三越本店本館6階=ウォッチギャラリー
銀座三越M2階=時計

02
〈素 SO〉スタッズ リング(右)
ハードなモチーフを繊細に表現し、多面的な魅力を備えた女性像を体現。いくつものリングとともに手元に重ねて、自分らしいジュエリースタイリングを楽しんで。
108,900円〜
K18YG
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
03
〈素 SO〉ギア エタニティ(左)
いくつものダイヤモンドが織りなすまばゆい煌めきを集めたリング。シンプル、モード、カジュアル、フェミニンなどどんなテイストにも合わせやすく、プレゼントに喜ばれること間違いなし。
159,500円〜
K18YG/ダイヤモンド
伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー
PHOTO: MASATO MORIYAMA(TRIVAL)TEXT: AYA SASAKI
DESIGN:YUU YAMAZAKI(AKARI INC.)
EDIT & REALIZATION: MIYOKO SANO(CONDÉ NAST CREATIVE STUDIO)