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知る人ぞ知る、食の宝庫。おいしい阿賀野市めぐり【後編】

2019.11.20. Wed.

阿賀野市

NIIGATA越品では2019年11月27日(水)〜12月3日(火)の一週間、食や生活雑貨など多彩なジャンルの「阿賀野市の銘品」を集めてご紹介します(新潟伊勢丹7階・2階・地下1階で開催)。越品ストーリーでは前回に続き、食の宝庫としての阿賀野市の魅力をお届けします。

若手農家の自信作「はたけの座」

稲作が盛んな阿賀野市ですが、その傍らで野菜や果物の生産をしている農家も少なくありません。「はたけの座」は、阿賀野市産の農産物の魅力を発信し、より多くの人々に食べてもらうために誕生したブランド。9軒の農家が参加し、それぞれが「これだ!」と思う品種を生産しているので、そのラインナップは多種多様。もちろん旬も異なるので、逆に「いつも旬のものがある」という状態が実現できます。現在は飲食店のみの提供なので、「どんなお店で、どんな農産物が、どんな料理で食べられるか」は一期一会でもあります。

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▲はたけの座の榎本庄太さん(右)と、遠藤将人さん(左)

座長(はたけの座の発起人であり、リーダー)の榎本庄太さんも、阿賀野市の若手農家の一人。「1軒の農家だけでは年間を通して野菜を出荷することはできませんが、9軒集まればそれができる。飲食店への営業と流通は、同じ阿賀野市の佐藤食肉さんが請け負ってくれています。こうしたジャンルを超えた横のつながりが、阿賀野市の強みです」。

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今回、はたけの座がNIIGATA 越品ダイニング期間限定メニュー「阿賀野」にて提供するのは「サボイキャベツ」です。「一般的なキャベツと比べて、葉が縮れていて煮崩れしにくいのが特徴。ロールキャベツなどの煮込み料理で食べるとおいしいですよ」と、生産者の遠藤将人さんは出来の良さに自信を見せます。 ぜひご賞味ください。

 

はたけの座(有限会社ささかみやまびこ農産内)

〒959-1923 新潟県阿賀野市勝屋1651 

電話:0250-62-0434

 

生キャラメルと大福、なぜか抜群の相性

「ここは町の外れだからね、他の店と同じことをやっていてもお客さんが来ないんですよ」と話すのは、お菓子の龍宝堂の店主、齋藤康治さん。常に商品開発に積極的で、いくつものオリジナル商品を生み出してきました。近年のヒット商品が「生キャラメル大福」です。

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▲龍宝堂の齋藤康治さん

地元産の「やすだ愛情牛乳」を使った生キャラメル。その外側を包む大福は、こちらも地元産の赤米と国産米粉をブレンド。モチモチとした大福の中に、トロッとしたキャラメルの濃厚な味わい。異色の組み合わせにも関わらず、その相性はバッチリ。日本茶にもコーヒーにも合いそうな絶妙なハーモニーが口の中に広がります。

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▲生キャラメル大福

「試作段階ではもっと大きかったんですけどね、お客さんの声を参考にして今のサイズになりました。特に難しかったのがキャラメルの硬さ。柔らかすぎると作っている最中に溶けてしまうし、硬すぎると口当たりが良くないんですよ」。濃厚な味のキャラメルだからこそ、普通の大福よりも小さいサイズが食べきりやすいのは確か。熟練の技術と地元素材へのこだわりが生んだ「生キャラメル大福」。阿賀野の食の幅広さを一口で感じられる銘品です。

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▲ひとつずつ手作業で作られています

お菓子の龍宝堂

〒959-2221 新潟県阿賀野市保田4011 

電話:0250-68-2234

 

阿賀野市の名所をご紹介〜やすだ瓦ロード・薬師の足湯〜

阿賀野市で立ち寄ってみたい名所をご紹介。次の休日にちょっと足を伸ばしてみませんか? 

 

■やすだ瓦ロード 

阿賀野市の伝統産業のひとつ「安田瓦」をテーマにしたストリート。良質な土から作られる瓦による装飾を楽しみながら散策できます。毎年6月に開催される「やすだ瓦ロードフェスティバル」では幻想的にライトアップ。入口に位置する「瓦テラス」は阿賀野市の発信拠点として、地元の食材が堪能できるフードや、おみやげにぴったりの特産品を取り扱っています。

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安田瓦協同組合

〒959-2221 新潟県阿賀野市保田7372

電話:0250-68-2112

 

 

■薬師の足湯(村杉温泉)

全国有数のラジウム温泉が湧く村杉温泉。その共同浴場「薬師の湯」の足湯施設です。ジェットやバブルなども楽しむことができ、昔から地域で親しまれてきた名湯を手軽に体験することができます。

 

〒959-1928 新潟県阿賀野市村杉3946-6

 

 

まだ知らない阿賀野、実は知ってる阿賀野

新潟伊勢丹の山岸穂高は、仕事で阿賀野市を訪れるうちにその知られざる魅力に気づき、もっと多くのお客さまに伝えたいと考えるようになりました。「プライベートでも遊びに行ったり、五頭山でバーベキューをしたりと阿賀野市に通う機会が増えたのですが、食のアイテムもあれば、魅力的な雑貨もたくさんあることに気づきました」。農産物や伝統工芸といったひとつの分野に特化するのではなく、幅広いジャンルが集まる阿賀野市は、実は百貨店との相性がよく、その魅力を何倍にも伝えられるのではないかと、山岸は考えました。

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▲「阿賀野市の多彩な魅力を知ってください」と山岸

「すでに知っているブランドや商品の中にも実は阿賀野市だった、というものがあるのではないでしょうか。ひとつずつ発見することで、まだ知らなかった阿賀野の魅力に気付いていただけるはずです」。まだ知らない阿賀野も、実は知っていた阿賀野も、どちらにも出会える今回のNIIGATA越品。多彩な個性が集まった地域の魅力を見つけにきてください。

 

 

<取材後記>

農家、お菓子、魚の養殖と、さまざまなジャンルの生産者に取材した今回の企画。話を聞いていて驚いたのが、阿賀野市の中での横のつながりが強く、業種をこえた交流が決してめずらしくないこと。それぞれの強みを生かした協力の連鎖が、新しい商品や仕組みの種になっていました。4つの町村が合併した阿賀野市は、まるで異文化の集積地です。そしてそこでは、個性と個性が出会い、化学反応が連続的に起こっています。この地で高まっている「何か新しいことやろう」という機運が、阿賀野市をもっとおもしろく進化させるに違いありません。

 

 

取材・文章・撮影:横田孝優(ザツダン)

 

 

※掲載商品は取材時のものとなり、変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 

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