2018/11/8 UP
11月の食に関するイベントといえば、11月の第3木曜日に解禁されるボージョレ・ヌーヴォー。その年に栽培・収穫されたぶどうの新鮮な味わいが人気ですが、11月はワイン以外にも「フレッシュなおいしさ」を楽しめることをご存知でしょうか?
秋も深まるこの時期に味わいたい、採れたて・できたてのヌーヴォーの世界に注目してみました。
■芳醇な香りの日本酒ヌーヴォー
日本酒の世界では10月頃から酒造りがはじまり、11月になると今年の新酒が初めて店頭に並びます。
<青森県/八戸酒造>陸奥八仙 ヌーヴォー 特別純米生原酒 おりがらみ(720ml):1,728円
【36点限り】
※販売期間:11月16日(金)から
※本館地下1階=粋の座/和酒
この秋収穫した青森県産の酒米「華吹雪」で醸した青森ヌーヴォー。酒槽で搾ったばかりの新酒に、滓(おり)を絡めてそのまま瓶詰めしました。白い滓がゆらめく様も美しく、口に含むと芳醇な香りと新米の甘みが広がります。
※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
<福井県/天たつ>越前仕立て 汐うに(4g):1,080円
【各日20点限り】
※販売日:11月21日(水)
※本館地下1階=シェフズセレクション
肴には、ひとつのウニから1gほどしかつくることができないという「汐うに」がおすすめ。上あごに付けるように少しずつ舐めながら、ちびちび呑むのも格別です。
■新酒ならぬ「新チョコレート」?初摘みアジアカカオ
新酒や新米と同じく、チョコレートにも「新チョコレート」があるのをご存知でしょうか。今回注目するのは、チョコ好きたちの間で話題になっているアジアのカカオです。そもそもチョコレートの原料は南国果実のカカオ。「本場」のフレッシュなカカオを使用したチョコレートを、ぜひ一度お試しください。
写真左:<ナユタ チョコラタジア>cacao nouveau 2018 AUTUMN(マレーシア製/70g):1,620円
【50点限り】
※本館地下1階=プラ ド エピスリー
「アジア人のための地産地消チョコレート」がコンセプトで、新鮮なカカオをもっと手軽に味わえるようにと、日本から距離が近い東南アジア産カカオを活用しています。今回の「新チョコレート」は、この9月に収穫したばかりのマレーシア産カカオを使用。カカオ本来の野性味とミルキーな口どけが調和する味わいは、まさに日本人好みです。
写真右:<Dari K(ダリケー)>カカオが香るチョコレート・トリュフ(インドネシア産カカオ使用・日本製/3粒入):1,620円
【伊勢丹新宿店限定・30点限り】
※本館地下1階=カフェ エ シュクレ/マ・パティスリー
アジアの中でもインドネシアに特化するのが、現地のカカオ農家とともに栽培・収穫から発酵・乾燥まで管理する<Dari K(ダリケー)>。採れたてならではのフルーティさが魅力の2018年初摘みカカオと、同じ地域で2016年・2017年に収穫したカカオの食べ比べを楽しめるユニークなトリュフアソートが登場しています。
■自然の“まんま”の落花生
秋が旬の落花生。採れたての新豆は香りが濃く、まさに今この時期だけの美味です。
<Bocchi>新落花生(煎りざや)(40g):378円
※販売期間:11月7日(水)~13日(火)
※本館地下1階=プラ ド エピスリー
千葉県房総半島で親子三代にわたり落花生を手がける<Bocchi>。名前は落花生独自の乾燥法「らっかぼっち」に由来するそう。掘りたての落花生を畑に野積みし、稲藁を掛けてゆっくり乾燥させます。この手間と時間が、工場乾燥とは一味違う自然の“まんま”の風味を引き出します。
店頭では、10月に採れた落花生を手剥きしたピーナッツペーストも販売。驚きのなめらかさをぜひ体験してみてください。
■鮮度そのまま朝搾りノヴェッロ
ヌーヴォーといえば、秋の早摘みオリーブでつくる初物オリーブオイルも外せません。イタリアでは「ノヴェッロ」と呼ばれ、ワイン以上に楽しみにしている食通も多いのだとか。海外のノヴェッロが日本に届くのは12月中頃ですが、伊勢丹にはいち早く、静岡県<クレアファーム>のノヴェッロが登場します。
<クレアファーム>朝搾りオリーブオイル(日本製/45g):1,728円
※販売期間:11月10日(土)・11日(日)・13日(火)。各日午後3時から販売予定
※都合により、入荷が遅れる場合がございます。
※本館地下1階=プラ ド エピスリー
早朝に手摘みしたオリーブを農園併設の搾油施設で搾り、なんと午後3時頃には新宿店へ。そのクリアでさわやかな味わいは、まるでフレッシュジュースのよう。サラダやカルパッチョ、パスタなど、あらゆる料理に合わせたい1本です。
■ボージョレ・ヌーヴォーの原料品種「ガメイ」の魅力
今世界のワイン通の間で注目を集めているぶどう品種「ガメイ」。フレッシュで華やかな香りを放つガメイ種ワインは、「飲み疲れしない」と近年人気が再燃しています。「重い赤よりも軽い赤」という世界的なトレンドも相まって、「ガメラー」と呼ばれるファンも出現するほど。このムーブメントは、ヌーヴォー(新酒)だけがボージョレの魅力ではないことを知る機会にもなりそうです。
<ドミニク・ローラン>ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー“プレミアム”木箱入り 2018(フランス製/赤/750ml):5,400円
【24点限り】
※販売期間:11月15日(木)から
※本館地下1階=グランド カーヴ
平均樹齢30年を超える古木のガメイを使用した、上質でコクのあるヌーヴォー。ギフトにぴったりの木箱入り。
※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
<ルー・デュモン レア・セレクション>モルゴン 1995(フランス製/赤/750ml):3,024円
【60点限り】
※本館地下1階=グランド カーヴ
ガメイの本質を堪能できる銘柄のひとつ。ネゴシアン=仲買人としても名を馳せる生産者・仲田晃司氏のセレクト。熟成による滑らかさが魅力の1本です。
※オールドヴィンテージのため、澱(オリ)がボトルの底に見られます。
※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
やわらかで繊細な風味が特徴のガメイをさらに楽しめるおすすめのペアリングもチェック。
<新潟 加島屋>サーモンの彩り野菜トマト煮(155g):756円
※本館地下1階=粋の座
<新潟 加島屋>自慢の鮭を使いました。冷やしたガメイとトマトソースは相性抜群。
<メゾンカイザー>パンオボジョレー(1個/約15㎝):432円
※本館地下1階=デリ エ ブーランジュリー
水の代わりにボージョレワインを使ったパン。練り込まれたサラミの旨みとガメイのやわらかな味わいが好相性です。
ますます広がりを見せるヌーヴォーの世界。この秋の食卓に、ぜひ取り入れてみてみませんか?
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