【インタビュー】異文化に興味を持ってーー<seya.>瀬谷慶子

2018/08/17 UP

旅で得たインスピレーションを、洗練されたアーバンなアイテムへと昇華させるセンスがファッション感度の高い人々から支持されている<seya.(セヤ)>。

8月22日(水)から、本館4階=コンテンポラリースタイル/ライフ&スタイルで取り扱いを始める同ブランドのクリエイティブディレクターの瀬谷慶子氏に、ブランドを手がける上で大切にしていること、最新コレクションなどについてうかがった。

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■ファッションのグローバリゼーションに疑問を感じたのが出発点

 

ーー瀬谷さんはもともと東京やパリでファッションエディターやブランドのコンサルティングを手がけてこられました。なぜブランドを始めようと思われたのでしょうか?

各国・各地域に特色ある素材やデザインがあるのに、2000年以降のグローバリゼーションされた、どれも同じように見えるファッションが台頭してきたことに疑問を抱いていたのが一つ。加えて半年ごとに売るために作られる服には、魅力を感じなくなっていたこともあります。私のワードローブはミニマムで着心地がいいデザインが中心ですが、そういった服をまた買いたいのに売られていない状況。そういうずっと着たいと思えるものを作りたい、と思ったのが大きいですね。だから<seya.>ではシーズンごとに商品を変えるのではなく、シーズンごとにアイテム点数が増えていくシステムを採用しています。

 

ーー<seya.>は洋服だけでなく、ライフスタイルグッズまで展開されています。

あまり服だけ、オブジェだけ、というようにすることを限定したくないのです。興味があるもの、他にはないものを、を自由に作っていきたいと思っています。広い範囲で言えば、フード、空間、にも興味があります。ライフスタイル、という言葉は使い古されてしまっていてあまり好きではないのですが、いい気持ちですごす自分なりの基準があって、そこから発信したい、という感じです。

 

ライフスタイルグッズ

 

ーーシーズンごとに各国・各地域の文化を作品に落とし込んでいます。

旅をして知らない文化の場所に行くと、違う価値観が発見できます。目からうろこが落ちるように、いろんなことを考えさせてくれます。そういったショックや新鮮な視線でクリエーションをしたいからですね。そこで出会った職人や素材、例えばパタゴニアの陶器やアンデスのいすなどといった世界の各地のオブジェすべてからインスピレーションを受けています。

 

インスピレーション源

 

ーーラオスで見つけた素材やヴィンテージのフレンチリネンを日本で草木染めするなど、素材にはかなりこだわりを感じさせます。

やはり職人が手作業で作ったものにはとても惹かれます。多くの人に手作業の魅力を見てほしいですし、消費世界に負けないように手作業がずっと続いてほしいという気持ちも込めています。

 

クリエーション

 

■ラオスの風景、綿が手作りで生まれる様子がインスピレーション源

 

ーー2018-19秋冬シーズンはメコンをテーマにされています。               

色、大きさ、川の流れ…メコン川のダイナミックさに驚いたのがテーマにした理由です。東南アジアのあちこちにはメコン川の支流がありますが、特にラオスは数多くの少数民族がそれぞれ様式の異なる生活をしています。ラオス北部のある少数民族がすむ奥深い山にトレッキングに行ったら、とにかく空と地面が近い。漫画の「ドラゴンボール」のような風景が広がっていて感銘を受けました。
 

ラオス

 

ラオスは手織りの綿やシルクの産地でもあります。ある村ではおばあさんがコットンの種を植え、綿毛を摘み、糸を紡ぎます。そしてそこに生えている草や花、土で染め、メコン川でゆすぎ、土間に置かれた機織り機で織っていきます。布がすべて手作りでできる全過程を初めて見て感動しました。

 

現地の人々

 

ーー今シーズンおすすめのアイテムはなんでしょうか?           

全部好きですが、選ぶならヤックコートです。モンゴルのヤックの毛はカシミアに劣らないほどの保温力と柔らかさがあります。さらに控えめなツヤやしなやかさ、落ち感もすばらしい。コートの襟は取り外しできるので、着こなしの幅が広がります。

 

ヤックコート

 

ーー<seya.>の展開をスタートするにあたり、8月22日(水)から本館4階=コンテンポラリースタイル/ライフ&スタイルにて、POP UP SHOPを開催します。期間中はスペシャル企画として、普段取り扱いのないクッションとラグの受注オーダー会を開催します。 

 

商品イメージ

 

クッション

 

クッションもラグも前述のおばあさんたちが、綿を育てるところから草木染めまで全て手作業して作られたこだわりのアイテムです。手作業だからこそ、生地も形も自然になじみます。

                                                                                                   

ーーさらに伊勢丹新宿店の別注ワンピースも、9月19日(水)から用意します。

 

ワンピース

 

人気のロングドレスを、特別に過去のデッドストックの生地を使って作成しました。素材による見え方の違いをはじめ、ボリューム感や襟元のディテールにこだわっています。大人の女性を美しく見せるワンピースになっていると思います。     

                                                                

ーー最後に伊勢丹新宿店で展開することへの意気込みを聞かせください。

様々な層のお客さまに見ていただけるのが嬉しいです。普通だけどちょっと違うクリエーションを感じていただけたら、と思います。               

 

 

瀬谷慶子 PROFILE

イメージ

 

<seya.>クリエイティブディレクター

東京でファッションエディターとして活躍後、渡仏。ヨーロッパの雑誌でのエディット、ブランドのコンサルティングを手がける。2016年に<seya.>を立ち上げる。

 

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