きものの話Vol.12 ひな人形の話 きものの話Vol.12 ひな人形の話・祝い文様

店頭、オンラインページにて現在ご紹介しております。
<ひな人形>についてみていきたいと思います。

店頭、オンラインページにて現在ご紹介しております。
<ひな人形>についてみていきたいと思います。


「衣裳着人形」と「木目込人形」

ひな人形を良く見てみると、顔つきもさまざまです。
ひな人形は作り方の違いから「衣裳着人形」と「木目込人形」に分けられます。
それぞれの特徴についてご説明します。


衣裳着とは?

仕立てた着物を人形に着せ付けているのが 「衣裳着人形」です。幾重にも重ねられた 着物の豪華さと自然な曲線をお楽しみいた だけます。お顔は面長で、大人びた美しい 表情が主流です。


木目込とは?

人形の胴部に彫られた溝に、布地を埋め込んで いくことで幾重もの美しい衣裳を表現するのが 「木目込人形」です。手描きの味わい溢れるか わいらしいお顔が主流です。型崩れしにくいこ とも特徴のひとつです。


「親王飾り」と「段飾り」

よく目にする「親王飾り」や「段飾り」については
お人形の飾り方のことをさしています。


親王飾り

内裏びな(男びな・女びな)一対のみを飾る飾り方のこと


段飾り

内裏びな(男びな・女びな)に「三人官女」 を加えた五人飾り。本金蒔絵や黒塗りのお 道具が加わり、豪華さを演出します。

その他にも期間中店頭にて立ちびな、
つるし雛・一刀彫人形、季節を演出するMYひな等
さまざまな種類のひな飾りや和雑貨を紹介しております。


ひな人形Q&A

ひな人形はいつから飾るの?

節分を終えた立春から2月の中旬にかけて、お節句の1週間前までには飾りましょう。
お正月飾り同様に、節句前夜に飾る「一夜飾り」は避けて「大安」に飾ることが
良いとされています。

片づけるのはいつごろ?

啓蟄を目安に、節句が済んだら3月中旬までを目安に片づけます。

保管中の注意点は?

ひな人形の保管で最も注意をしたいのが湿気です。
出来るだけ湿気の少ない保管場所を選び、天気が良く空気が乾燥している日を
選んでおしまいください。

お道具なども、好きなように選べますか?

「選べるひな人形セット」がおすすめです。
お好みの衣裳親王、屏風・台・お飾りを組み合わせてオリジナルの親王飾りを
選ぶことが出来ます。もちろん単体でもお求めいただけます。


イベント・フェアのご案内

ひな人形 制作実演

● 市川豊玉氏による衣裳着ひな人形 制作実演
2018年 1月27日(土)11時~4時
● 柿沼利光氏による木目込みひな人形 制作実演
2018年 2月3日(土)11時~4時

ひな人形 特別販売会

● 2018年 1月17日(水)~20日(土) /
新宿店本館7階=バンケットルームA・B

どうぞこの機会にお立ち寄りくださいませ。


三月人形 作家紹介

  • 市川豊玉

    昭和38年東京生まれ。昭和54年頃より、故佐久間珖甫氏に師事。人形制作および江戸衣裳着の卓越した技を習得。平成9年東京都知事より、青年優秀技能賞を受賞。平成20年、伝統工芸士に認定。平安貴族のように自然と調和し都で育った江戸人形。大自然の理法に添って創られる色彩。京の雅、江戸の粋、趣の感じられる人形。市川豊玉のテーマです。

  • 京都采加

    昭和21年京都生まれ。先代福田翠新に師事し京人形他の着付け師として50年の経験を持ち、最近では有職故実に添った芥子雛を考案した。平成19年黄綬褒章受章。十二単は「襲の色目」と呼ばれる色重ねの美が特徴で内裏雛の御袍の色や文様も西陣織で有職故実に則って謹製しています。

  • 柿沼東光

    昭和23年東京生まれ。父である初代東光に師事し、江戸木目込人形の制作に専念。斬新な作品づくりで伝統に新しい風を吹き込む。平成12年、伝統工芸士に認定。同15年、二代目を襲名。華麗なる色彩により親王飾り、風俗人形などを発表。とりわけ螺鈿の象嵌や彩色二衣重の木目込人形など独自の技法を学び、技術向上に努めながら、常に“時代の今”を見つめ、斬新な作品づくりに取り組むスタイルで新しい東光ブランドを築いています。

  • 清水清鳳

    昭和48年愛知生まれ。祖父の代より人形作家の家系。父・初代清鳳に師事し人形制作の道を歩み始める。多岐に渡る伝統工芸技術を融合させてより良い作品を生み出す能力に長け、修練した独自の技術を駆使して仕上げた人形は高く評価されています。

  • 金林真多呂

    昭和7年東京生まれ。父・初代真多呂に師事し、大学在学中から創作木目込人形を多数発表。昭和47年、二世金林真多呂を襲名。昭和53年、伝統工芸士に認定。平成10年、藍綬褒章受章。人形制作を総合芸術として高め、従来の人形師の枠を超えた近代性を備えた製作者として評価を得ています。

  • 松崎幸一光

    昭和28年東京生まれ。多摩美術大学彫刻科卒。父である二代目昭玉に師事し、江戸木目込人形など、伝統美に現代的な感覚をプラスした作風で注目を浴びる。平成12年、伝統工芸士に認定。長年飾っていても飽きのこない人形でいて、奇抜ではなく、遊び心に溢れた人形を制作しており、ひいな遊びから続く現代のひな祭りに相応しい作品が魅力。コンパクトな作品が多いのも特徴です。

段飾りの三人官女をよく見てみると・・・
真ん中の人形だけ眉毛がありません。
実は真ん中の人形は既婚の年長の官女なのです。
昔は、結婚をすると眉を剃り落とし、
歯にはお歯黒をつけました。
両側の2名の官女は眉があるので未婚であることが分かります。

このようにお雛さまは全部が違う顔、表情をしています。
ぜひ見比べてみてください。