BAGNISTA

2020 春夏シーズンの最旬トレンド 3月4日(水)〜 5月6日(水)

ISETAN BAGLOVERS 佐野真依子さん×BAGNISTA

「ブランドが多くても見やすくて探しやすいから好き」と、伊勢丹新宿店1階のハンドバッグコーナーについて話す
アパレルブランドTRUNC88・コスメブランドMYCOSMEBOXディレクターの佐野真依子さん。
自身の世界観をSNSなど通じてファンと共有している佐野さんらしい「揺るぎのないハンドバッグ観」について
新宿店ハンドバッグバイヤーの登林隆太が聞きました。

登林:10代や20代前半の頃、佐野さんの伊勢丹との付き合いかたってどんな感じでしたか?

佐野:私は生まれが東京で伊勢丹は立川店がいちばん近くにあったのですが、実は新宿店以外にはほぼ行ったことがないんです。新宿店はハンドバッグと婦人靴のコーナーが特に好きで、ブランドも探しやすいので欲しいモノがある時は必ず訪れ ていますね

登林:伊勢丹新宿店1階のハンドバッグと2階の婦人靴は、ブランドの仕切りなどを設けずにお客さまに「比較購買」を存分に楽しんでいただけるようなお店づくりを目指しています。なので佐野さんのような意見はとてもありがたいです

佐野:お店には10代の頃から来ていますけど、自分が欲しいバッグなどを自由に買えるようになったのはやっぱり20代になってからですね

登林:いまは高級路線のショッピングモールも増えてきていますが、そこに対抗して百貨店もちゃんとドキドキ、ワクワクする場所になれていますかね。佐野さんはどう感じていますか?

佐野:ドキドキ、ワクワクはすごくありますよ。私にとって百貨店はキラキラした場所です。高級路線のショッピングモールよりも伊勢丹新宿店のグランドフロアは気軽に入りやすいところも好感が持てます

登林:これは寂しいことなんですけれど、百貨店のリアルな現実として若い世代の足が遠のいてきています。それでも佐野さんのように「本当に欲しいモノを探しに行く場所」とショッピングの楽しさを求めて伊勢丹新宿店を選んでくださる方がいらっしゃるのは勇気づけられます

登林:いまはショッピングもインターネットで簡単ですけれど、伊勢丹に置いてあるようなハイブランドのバッグは自分の目で確かめたいじゃないですか。私にとっていろんなバッグを見比べることができる新宿店の1階をめぐるのは、まさにネットサーフィンの感覚ですね

登林:伊勢丹新宿店でショッピングをする時のポイントみたいなのはありますか?

佐野:欲しいブランドもアイテムもピンポイントで決まっている時よりも、「なにか新作あるかな?」とか、自分にフィットするアイテムを探しに行きたい気分の時に新宿店を訪れることが多いです

登林:自分はハンドバッグのバイヤーとして、「女性にとってハンドバッグってなんだろう」ってよく考えるんです。荷物を運ぶためだけの道具ではないはずで、その人のキャラクターなどを的確に現した「映し鏡」のようなものじゃないかと思っているんです

佐野:それは私もそう思いますよ。自分らしいバッグを見つけた時はうれしいですし、他の人が持っているバッグを見れば、なんとなくでもその人の趣味などをイメージできます

登林:これまでに「めぐり逢った!」と強く思えるバッグはありますか?

佐野:二十歳を過ぎた頃、仕事も頑張っていた時期で、〈ヴァレンシアガ〉の「シティ」を思い切って買いました。当時の自分からすれば「こんなに高いバッグを買っていいのかな」って躊躇もしましたが、一生使うぐらいの気持ちでした。実際にいまでも愛用していますし、そのバッグのおかげで多少高額であっても「いいバッグを持つ意味」みたいなものを学んだと思っています

登林:自分たちもそんなメッセージをもっと発信していかないとダメなのかもしれませんね。「いまのあなたにふさわしいバッグを持ってください」と

佐野:バッグって、自分の価値を高めてくれるものですよね。靴なんかもそうですけど。コーディネートのいちばんのポイントになる部分でもあるので、私はバッグにお金をかける意味はすごくあると思っています

登林:年齢やライフスタイルによって似合うバッグは変わりますからね

佐野:ライフスタイルという意味ではママになったいま買いたいと思っているのが、〈ジルサンダー〉の斜めがけできるミニバッグです。ママバッグは大ぶりで、貴重品だけはシンプルなミニバッグに収納する感じで。クリスマスシーズンになると欲しくなるのが〈ステラマッカートニー〉の「ファルベラ」ですね。すでに色違いで8個持っているんですけど(笑)

登林:〈ステラマッカートニー〉は伊勢丹新宿店でも人気はありますけど、それでも8個はすごいです(笑)。「これは絶対に欲しい」みたいな決め手はなんですか?

佐野:自分が手に持って似合うかどうかで、「似合う!」と思えば迷いはないです。新宿店でも〈セリーヌ〉を選んだ時はそうでしたね。それでもこれまでのバッグの買い物で後悔したことはないですよ

登林:シーズン的なバッグも選んだりしますか。例えば夏だとキャンバスだったりカゴだったり

佐野:〈サンローラン〉の小さなラフィア素材のバッグを持っているんですけれど、それはまさに一目惚れして買いました

登林:2020年春夏コレクションでは、各ブランドが「サスティナビリティ」への意識の高まりや環境問題に向き合う背景から、自然を想起させるムードが高まってきています。その流れからラフィアなどの素材を使ったハンドバッグがどんどん出てくると思いますよ

佐野:素材的には「夏しか使えないな」って思うんですけど、でも可愛すぎてついつい買っちゃうんですよね(笑)。特にラフィアは大好きなんで、これからはチェックしてみますね!

PROFILE

佐野真衣子_Maiko Sano

インスタグラムフォロワー27.7万人。10代の頃からティーンファッション誌の読者モデル活動を続けながら、メイクアップや美容師の資格を取得し、メイク専門学校などの講師を務める。現在はアパレルブランドの〈TRUNC88〉、コスメブランドの〈MYCOSMEBOX〉のデレクターとして、D2Cブランドを通じフォロワーとのコミュニケーションも大切にしながら自身の世界観やプロダクト、ライフスタイルを伝えている。

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